
2.移動平均線について知ろう
移動平均線は近い未来のチャートの方向性を分析できる指標なので覚えて損はないですよ!

これは 1419 タマホームのチャートです。赤と青の細かい棒が並んでいて、そこに線が何本か描かれています。これが移動平均線です。
ちなみに移動平均線は3種類に分けられている事が多いです。
3種類は短期・中期・長期で所々で変わりますが、私は5日(短期)・25日(中期)・75日(長期)として使用しているので、今回はそれで説明させて下さい。
なぜ色々な種類があるかと言うと種類によって良い点と悪い点があるからです。以下にまとめてみました。
市場反応 | トレンドの信頼性 | 騙し | 投機タイミングの信頼性 | |
5日線 | 速 | 低 | 多 | 高 |
25日線 | ↕︎ | ↕︎ | ↕︎ | ↕︎ |
75日線 | 遅 | 高 | 少 | 低 |
見ても難しい方も多いと思うので、要約すると。
短期線の方が、市場に敏感に反応できるが、敏感が故に不正確に動きやすい。
長期線の方が、近日市場の傾向は分かりづらいが、方向性の信頼度が高い。
と言った感じです。では、この特性が分かったところでどうすればいいの?と思う方もいると思うので、そこについても説明させて下さい。
1.の項目でチャートは上がって下がるものと説明しましたね? ちゃんと読みましたか?笑
実は株価はこの移動平均線に沿って動く事が非常に多いのです。
下のチャートを見て下さい。

これは 5857 アサヒホールディングスの株価チャートです。移動平均線も載っていますね。移動平均線をみると赤と青の棒の株価を表すものに沿って移動平均線が書かれているのが分かります。

さらに近日の部分を細かくみると、現在の2869円の株価に対してどの移動平均線でもやや下の位置にあるのが分かるでしょうか?
これは、現在の株価がこのチャートの傾向に対してやや高すぎるのではないか?と推測できます。
短期移動平均線で捉えるならば、そこまで株価と変わりはないし、右肩上がりのチャートであるし、そのまま株を持っていよう。
長期移動平均線で捉えるならば、やや移動平均線よりも株価が高く、企業が過大評価されているから、下げる傾向になるかもしれない。
移動平均線を使えるようになると、この様に考える事ができるわけです。他にも使い方はあるのですが今回はここまでです!
便利な移動平均線ですが、実際この移動平均線よりも更に高くなり続けたりする事もある為、一概に移動平均線通りに株価が変動するわけではありません。
なので、我々株投資を行うものは逐一ニュースを見たり、会社の業績(決算)を気にしないといけないわけです。