
皆様こんにちは! 株式投資を始めるとETF・ETNという言葉を見かけた事はありませんか?
過去にナヲも、ETF・ETNの銘柄を紹介していますよ!
では、ETF・ETNについて今回の記事で紹介します!
・ETF(Exchange Traded Fund):上場投資信託
・ETN(Exchange Trade Note):指標連動証券
それぞれの名前はこんな感じです。うーん。名前だけだとわかりづらい。
少し詳しく見てみましょう。
・ETF(Exchange Traded Fund):上場投資信託とは、
証券取引所に存在する、投資信託のことです!
つまり、我々が株を売買するのと同じ様に、投資信託を銘柄として売買することができる様にしたものということです。
投資信託とは、投資した人から集めたお金を、集めた資産運用の専門家(ファンドマネージャー)が運用することを言います。
つまり
株価の値段は、その商品価値が変化する事で決まる訳ではなく、ファンドマネージャーの投資における運用による、運用成果によって決まるのです。
上の赤文字が超大事ですよ!笑
例えばですが、
銘柄名:1699 ETF(NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場
これは、野村証券が発行しているETFです。
原油価格のチャートと1933のチャート各5年分を比較してみてみましょう!
・原油先物チャート

・1699 ETF(NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場 チャート

確かに似たようなチャートを描いていますね!
ただ注目していただきたいのは、原油価格に対してETFの野村原油の値幅の大きさです。
原油のチャートの最大値と最小値、1699・ETFの最大値・最小値の乖離率に違いがあるのが分かるでしょうか。
この様に、やはりこの差はその商品価格ではなく、運用成果によって価格変動しているという証拠ですね。
そしてETFを語る上で外せないポイントがコレです。
コンタンゴとバックワーデーション
コンタンゴとは?
先物型ETFと呼ばれるタイプのETFでは、コンタンゴとは注意すべきポイントです!
先物取引では、将来の価格を想定するものなので、決済期日があります。つまり、投資信託にてETFを運用する人は、期日が近いものを売り、遠いものを買います。
ちなみに、先物取引では基本的に遠い将来のことは不明確なので、期日が遠い先物であればあるほど、価格が高くなる傾向にあります。
まとめると。ETFを運用する人は、
期日が近い安い先物商品を売って、期日が遠く高い先物商品を買うこと(このことをロールオーバーと呼んだりします。)を繰り返していきます。
結論、これだけ覚えていただければ大丈夫なのですが、
先物型ETFでは、
同じ商品を、安く売って・高く買うを繰り返すことになるので、ETF自体の価格は必ず減少していくことになっていきます。
つまり、先物ETFは、長期的な運用を基本的にするものではありません!
良いですか?今とっても大事なことを言いましたよ!笑
ちなみに、
2つとも先物型ETFですが、上場来よりも価格が明らかに下がっていることはわかると思います。これが、コンタンゴです!
バックワーデーションとは?
バックわーデーションは、コンタンゴの逆の状態という認識で大丈夫です。
期日が遠い先物価格が、期日が近い先物より安くなる状態です。
基本的には、バックワーデーションよりコンタンゴになることが一般です。
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