アップルパイの虜になりました。【LLP23ネタバレあり】
こんにちは。
今回ご紹介するaikoの曲は、「アップルパイ」です。
15thアルバム「今の二人をお互いが見てる」に収録されています。
ワンシーンのヒロインにも 彼女にもなれないまま
またねと冷たい空気吸い込んだ
出典:アップルパイ / 作詞:AIKO 作曲:AIKO
「アップルパイ」は、まさに、友達以上、恋人未満を歌った曲のように感じます。
(いきなり山場のフレーズを繰り出してしまいました。。)
個人的には、「今の二人をお互いが見てる」のなかでも、かなりのヘビロテ曲です。
私にとっては、湿度100%の曲でした。
感情移入しまくって、当時の自分を思い出しては心臓をわしづかみにされるような、息苦しい曲です。。
正直、すべての歌詞を載せたいぐらい、かいつまんで話すのは難しいですが、
歌詞の一部をご紹介していきます。
優しいスモークの中でする 正しいって思い込んでたキス
誕生日は忘れても この日は忘れない
出典:アップルパイ / 作詞:AIKO 作曲:AIKO
こちらは2番になります。いきなりですみません。
ご紹介するのはほんの一部ですが、2番の歌詞は、2人の生活が描かれていて、凄いリアルで生々しいんです。。
ぜひ聴いてみてほしいです。
2人で過ごす時間の中で、自分にとってはかけがえのない瞬間って残りますよね。
「誕生日は忘れても」からのこのフレーズ、個人的にぐっと来ました。。
さて、次はBメロです。
あなたを想えば出来上がる
ただの ただの 危なっかしい塊
出典:アップルパイ / 作詞:AIKO 作曲:AIKO
1番では、「あなた」は、”名前の付かない関係”として「塊」と表現されているように思います。
ところが2番では、
ただの ただの 危なっかしい友達
出典:アップルパイ / 作詞:AIKO 作曲:AIKO
「友達」と言っています。
敢えて自分に言い聞かせるように。
その続きの歌詞がこちらです。2番のサビにあたります。
わかったような顔をして 知りたいことは聞けずじまいで
明日こそは燃やそうと8回目
そばにいたいと息巻いては見事にツモって
なんとなく気づいていたんだけど
そうだよね やっぱ違うよね
出典:アップルパイ / 作詞:AIKO 作曲:AIKO
友達であることを、友達でしかないことを、わかって受け入れて隣にいるふりをしながら、
本当はあなたの心に一歩踏み込みたい。聞いてみたい。
でもそんな気持ちはもう辞めよう、消してしまおうという意味での「燃やす」という表現(aikoらしい。。)。
「8回目」って数も生々しい。何度も何度も気持ちが行ったり来たりしてるんですよね。
だけど、あなたの些細な言動だったり、素振りから、
「そうだよね、やっぱ違うよね」。
何度聴いても胸が締め付けられます。
さて、次がCメロ。
映画を観に行った時も 帰りの車の中でも
あなたの手だけが気になってしまって
出典:アップルパイ / 作詞:AIKO 作曲:AIKO
こういう状況、ありますよね。。。
「もしかしたら」を想像して、ちょっと手が動くだけでも、肩に力が入って緊張してしまうような。
そして、
ワンシーンのヒロインにも 彼女にもなれないまま
出典:アップルパイ / 作詞:AIKO 作曲:AIKO
もう、このフレーズがすべてを物語っています。
aikoの悲壮感が詰まりに詰まった歌声が刺さります。。
一瞬の遊びだったとしても心の中に 貼っておいてね
出典:アップルパイ / 作詞:AIKO 作曲:AIKO
ラスサビ、最後のフレーズです。
ちなみに、「遊び」の部分は、1番では「想い」と歌っています。
想い合っているのかも、という淡い期待が、徐々に変わってきたということだと思います。
そして、「貼っておいてね」からのシャウトが切ないし苦しいしで、とんでもない余韻に引きずり込まれます。
歌詞の紹介は以上になりますが、ここで「アップルパイ」の別の観点からの魅力を話させて下さい。
冒頭で、「アップルパイ」は、私にとっては、湿度100%の曲だと言いましたが、
ライブに行ってその印象が変わりました(aikoあるある)。
aikoのライブでは、ある曲中に、決まってバンドメンバー紹介の場面があり、ツアー毎に変わるのですが(これが毎回楽しみ)、
アルバム「今の二人をお互いが見てる」を引っ提げたライブツアー「Love Like Pop vol.24」では、なんと「アップルパイ」がバンドメンバー紹介の曲だったのです。
これ予想してた人いるんでしょうか。
参戦初日、不意打ち過ぎてびっくりしたのを覚えています。。
そして、ラスサビと同時に発射される銀テ。降り注ぐキラキラに、みんなが必死に手を伸ばす光景。
感極まって涙がこみ上げました。。。
この瞬間から、私にとって「アップルパイ」は湿りに湿った曲というよりも、
ライブの余韻に浸れる思い出の一曲になりました。
そして、
いつまでも泣いてんじゃなくて、
あんまり落ち込んだらあかんよ!って、aikoが背中を押してくれるような感覚になります。
なので、いまでは応援ソングだったりします。
アップルパイが好きなの。
では、今回はこの辺で。
aikoのニューアルバム「今の二人をお互いが見てる」https://www.aiko.com/discography/?id=111
aiko をサブスクで聴く https://aiko.com/subscription/
aiko Official YouTube https://www.youtube.com/user/aikoOfficial
aiko official fan club 「Baby Peenuts」 https://www.aiko.com/baby_peenats/